6年生国語「日本文化を発信しよう」の単元です。教科書ではパンフレットを作成するという流れですが、今回はサイト作成に変更してみました。一人一台端末とGoogleサイトを使用して、一人一人がサイトを立ち上げるのです。この記事では、①時「課題確認→テーマ設定」について記録しています。
目標
本時の目標は大きく分けて二つです。
① 子どもたちのサイト立ち上げに対する関心を高める。
② 日本文化についての大体を理解し、詳しく調べたりまとめたりしたいテーマを選ぶ。
どちらも「主体的に学習に取り組む態度」の領域です。
そのため、交流の時間が長めのワイワイ系授業でした。
展開
教科書の確認
教科書を読んで、単元を確認しました。
指示としては「教科書〇ページを開いて」タイプのスタートだったので、盛り上がりは少なめです。
単元の進め方が項目ごとに書いてあるので、みんなで音読しながら進めます。
教科書には「パンフレットを作る」と書いてあるので、「みんなはパンフレットは作りません」とだけ言って淡々と進めます。
例示
教科書を一通り読んだところで、見通しをもたせるために例示をします。
今回は、教科書に書いてあるパンフレットの内容はそのままに、Googleサイトに作り替えたものを私が用意しておきました。以下に載せておきます。↓
これを見せながら、「みんなにはサイトを作ってもらいます」と説明し、見通しをもたせます。
マインドマップ
テーマを決めるために、日本文化にはどのようなものがあるかを洗い出します。
中心を「日本文化」にして、お馴染みのマインドマップで思いつく単語を書き連ねていきます。
例として、教科書に載っていた「和食」を板書しておきます。
日本文化→食→和食→一汁三菜・だし・米 といった感じです。
他にも大きな枠組みとしては、「服」「行事」「〇道」等が挙がったので、そこまでは板書しておきました。
共有
どのような日本文化が思い浮かんだか、共有します。
指名なし発表で、単語だけをどんどん発表してきます。
順番は決まっていなかったですが、スムーズに発表できたので、5分かからずに35人全員が発表できました。
自分では思い浮かばなかった日本文化にも、この場で気付けるようにしました。
テーマ設定
マインドマップやみんなとの共有の中で挙がったキーワードの中から、自分にとって興味のあるテーマを選択します。
注意点を話しました。
「あまり細かすぎるとトピックに分けられなくなります。例えば、『和食』というテーマなら『一汁三菜』『だし』『米』等といくつかのトピックに分けられます。しかし、『だし』というテーマにしてしまうと、それ以上のトピックを作ることが難しいのです」
それを踏まえて、子どもたちはマインドマップの端ではなく少し内側のキーワードをテーマに設定していきました。
テーマを決めた人何人かに発表してもらったところ、「木造建築」「オタク」「昔遊び」等が挙がりました。
テーマを決めた人には、Jamboardに入力してもらい、他の人も把握できる状態にしておきました。
感想・まとめ
日本文化に対する興味や、サイト制作に対する関心は高まったのではないかと思っています。
一カ月以上『やまなし』の学習をしてきて、読むこと単元には疲れているところだったので、ちょうどよいのではないでしょうか。
次回は情報収集です。
一人一台端末を使う予定です。
できれば図書室を使って書籍を選択できる環境も整えたいのですが…。
明日、図書室の空きを確認します!
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