【日記】若輩教員の奮闘記(10/24~10/28の1週間)

教員4年目である私の1週間はどんな感じだったかご紹介します。授業、生活(児童対応・保護者対応)で、それぞれ課題と成果を記していきます。ちなみに担当は6年です。

授業

成果

指名なし発表の練習をすることができました。

指名なし発表とは、「児童が挙手して教師が指名する」という手順をカットした発表形態のことです。

発表したい児童がタイミングよく立ち上がり、どんどん発表していきます。

タイミングが重なった場合は、譲り合いながら無言のうちに発表者を決めていくのです。

これができるようになると、授業の効率が格段に上がります。

指名なし発表は、繰り返し行っているので大体できるのですが、今は「指名なし討論」に向けて練習しています。

「発表」を「討論」にするためには、意見の近い人に援護射撃を送ったり、反対意見の人に対して的確な反論ができるようにならなければなりません。

「発表」を「討論」にするためのステップとして、今までの指名なし発表にルールを追加しました。

それは「意見の近いものは、連続して発表しなければならない」というルールです。

これによって、児童は友だちの発表を内容を考えながら聞くようになります。

近い意見が出されたら強制的に立たなければならないという緊張感も出ます。

話題を変えたい場合は「話題を変えてもいいですか」と前置きしてから発表します。

それに対し、聞き手は「いいです」か「ダメです」と返します。

「ダメです」の人は「いいです」の声に負けないように言わなければならないので、これも緊張感が出ます。

木曜日と金曜日で、2日連続で練習種ました。

1回目は学活。2回目は社会です。

来週も時間を設け、継続的に練習したいと思っています。

目標は、2学期中に「指名なし討論」を成立させること!

課題

社会の授業が4回ありました。

そのうち2回はインプットの授業でした。

つまり、新しい知識を蓄える授業です。

残り2回は活用の授業でした。

今週は、そのうちのインプットの2回が面白みに欠ける退屈な授業だったと感じています。

インプットの日も、適度にアウトプットさせたり、面白いインプットの仕方を取り入れたいところです。

最近思うことですが、人は他人から教えられたことを学ぶことはできないと思っています。

そこにその人の心が動いた瞬間がないと、学びは生まれません。

「どういうこと?」「なるほど!」「では~の場合は?」等、心の動きが学びには最重要です。

このステップを無視すれば、教師の独りよがりの授業になってしまします。

そうならないためにも、児童の興味を引く展開、発問、情報、謎、etc…が必要です。

そのための教材研究であり、授業準備なのです。

子どもたちには、「新しい知識を得ることは楽しい」ということを学んでから卒業して欲しいと思っています。

生活

主に、授業以外の時間や、保護者対応についてです。

成果

放課後に時間をとって、希望してきた保護者と面談をしました。

最近の我が子の様子を聞きたいとのことでした。

穏やかな雰囲気で話し合うことができました。

連絡を受けてから土日を挟む前に解決できたのは良かったと思います。

また、登校渋りの児童の家に電話しました。

様子を確認する等、保護者とコンタクトをとれたのは良かったと思います。

課題

上の成果と表裏一体なのですが、それぞれで課題が浮き彫りになりました。

まず、児童への叱り方についてです。

相談をしてきたご家庭の児童は、叱られることに対して不平等感を抱いていたようです。

簡単に言うと「自分だけではなかったが、怒られたのは自分だけだった」ということです。

気持ちは分かります。

それにこれはあってはならないことです。

私の教師としてのモットーの一つに、「平等である」というものがあります。

これができていなかったということです。正直悔しい!

叱る前に、他の児童はどうだったのか?をきちんと確認すればよかったと思います。

もっと視野を広く、あらゆる可能性を踏まえて指導にあたる必要があると感じました。

また、登校渋りの児童に対してですが、これは児童が登校するまでは「課題」として意識しておいた方がいいと思っています。

分かっているのは、「いじめや病気があるわけではない」「いまのところ原因は不明」ということです。

こちらもあらゆる可能性を想定しながら、保護者の方と共通認識・共通目標をもって対応していきたいと思います。

まとめ

大きな行事やイベントは無い、比較的穏やかな1週間でした。

まずは毎日の授業の質を上げること。

これが全ての教育活動の基盤になるはずです。

その上で、諸々の課題に迅速かつ丁寧に対応していくことが必要だと思います。

学年主任や管理職からアドバイスをもらいつつ、主体的に仕事に取り組んでいきたいと思っています。

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