6年生の総合的な学習の時間では、「SDGs」を扱うことになりました。本日、その1回目の授業を実践しましたので、流れと反省点を記しておきます。
授業の流れ
①既有の知識を想起する
発問「日本や世界で、人や地球が大変なことに!具体的には何が大変?」
ニュースで見たり、社会等の授業で学習したりしたことを想起します。ノートに箇条書きで、思いつく限り書きます。
②ジャムボードで共有
自分がノートに書いたものの中から一つ選び、ジャムボードで共有します。長い文ではなく、できるだけ短いキーワードで記入させます。その後、キーワードを見てもっと詳しく聞きたいと思った人を指名し、発表し合います。発表した人が、次に話を聞きたい人を指名していきます。
③紹介動画を見る
SDGsの紹介動画を視聴しました。10分くらいの動画を見ながら、SDGsという存在があることを知ります。動画内のクイズを解きながら、世界で起きている問題について確認していきます。ちなみに授業で見た動画はベネッセさんのものです。↓
動画視聴後、「SDGs=持続可能な開発目標」とノートに記して授業を終了しました。
反省点
①発問の是非は?
「日本や世界で、人や地球が大変なことに!具体的には何が大変?」という発問に対して、ほとんどの児童は「少子高齢化」「戦争」「コロナ」「水不足」「森林伐採」等の狙いとしていた内容を共有しました。
しかし、中にはかなり難しく考えている児童がいたり、「たけのこの里VSきのこの山論争」「3分クッキングが10分かかっている」「秋休みがない」等の珍回答が見られたりしました。
発問で聞いている内容が広すぎたかもしれません。児童が考える内容がぼやけていました。環境問題や、未来に向けての問題に絞った方が良かったかもしれません。
改善案→「未来に向けて、今日本や世界で起きている問題は?」等…?
②授業の引き
「SDGsってこんな感じだね」でざっくり終わってしまいました。児童が自分でもっと調べたくなるような疑問や、次にすべきことの見通しが立つような終わり方にはできませんでした。動画まで見たのにもったいなかったです。
改善案→「動画内で『なるほど』と思ったことはある?」「17の目標で意味の分からない言葉はある?」等?
自分たちの知識や関心と、新しい情報を結び付けられるような終わり方を目指したいです。
まとめ
今回はSDGsについて初回の授業でした。子どもたちに関係のある内容も多く、世界的にも話題になっている問題です。子どもたちには、興味を広げてもらい、最終的にはアクションに移してもらいたいと思っています。
発問の焦点化、興味を引く終わり方を意識して授業構想し、2回目の授業に備えたいです。
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