理科では、「土地のつくりと変化」の単元に入りました。本日はその第1時。導入です。なぜ縞模様になっているのか?この謎を解く意欲を、主体的に学習に取り組む態度につなげます。
写真からの気付き
まずは教科書に載っている屛風ヶ浦(千葉県)の断崖の写真を見て気付いたことを話し合います。
ただの気付いたことだと、理科の内容から外れてしまう気がしたので、今回は気付きを限定しました。
T「写真の模様を見て、気付いたことは?」
”模様”と課題文に入れることで、そこに焦点を当てたのです。
児童からは、「縞模様」「とら模様」等の意見が出ました。
(一人、「チンパンジー模様」と言った人がいましたが、私も子どもも解釈できず、沈黙が訪れました…)
その後、私が夏休みに行った仙台の松島の写真等を見せ、日本のあちこちに縞模様の断崖があることを確認しました。
縞模様になったのはなぜ?
縞模様の断崖とは地層のことですが、教科書ではまだ地層のワードは出てきません。
教科書に則って、シンプルに発問しました。
T「土地が縞模様になったのはどうして?」
お馴染みの「時を戻そう」シリーズの発問です。
そうなった原因・要因を予想していきます。
子どもの予想
①昔の動物の骨が砕けて、だんだんと積もっていった。
②違う種類の土が積もっていった。
③ごみの埋め立てをくり返した結果だ。
④海底の土が盛り上がっていった。
⑤火山の噴出物が積もっていった。
どれもユニークかつ、既有の知識を生かした素晴らしい意見だと思います。
今後の予定
校外学習で実際に見に行く予定は今のところありません。
そこで、知識としては教科書の説明やNHKの動画をもとに押さえていきます。
その上で、ペットボトルに水と土を混ぜて簡易実験セットを作るなどの、簡単な体験学習ができたらいいかなと思っています。
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