【書籍紹介】「7つの習慣」その⑦《刃を研ぐ》の解説

30年以上読まれ続けている屈指のビジネス書「7つの習慣」。その第7の習慣として知られる「刃を研ぐ」について解説していきます。考え方を変え、楽に楽しく生きていきましょう!

「刃を研ぐ」とは?

「刃を研ぐ」とは、簡単に言うと「自己研鑽」のことです。

「緊急性は低いが重要度が高い」という第Ⅱ領域の活動に属します。

主体的に時間を確保して行うべき活動です。

①肉体的側面、②精神的側面、③知的側面、④社会・情緒的側面の、4つの側面に分類されます。

それぞれについて見ていきましょう。

①肉体的側面

運動は応急予知ではありません。

長い目で見て大きな成果をもたらす第Ⅱ領域の活動です。

肉体的側面も、3つの観点に分けられます。

1つ目は「持久力」です。1分間の心拍数が100を超える運動を30分間続けると、最低限の体調を維持できるそうです。

2つ目は「柔軟性」です。ストレッチが該当します。

3つ目は「筋力」です。自分のそれまでの限界を少し超える筋力トレーニングは、やっていても気分が良いものです。

ちなみにこれは、精神的な筋力も同様です。自分の限界を少し超えるまで我慢することで、精神の筋肉繊維が破れ、自然と補填され、次にそれと同等の負荷がかかっても耐えられるようになるのです。

②精神的側面

「瞑想」によって精神が再生され、強くなり、自分の中心を取り戻し、人に仕える新たな決意が湧いてきます。

「瞑想」以外の方法だと、優れた文学や音楽に触れることや、雄大な自然と対話することも有効だそうです。

確かに、旅先で感じる自然の雄大さによって、自分の精神にも良い作用がある気がします。

精神の最新再生には、ある程度の時間を要します。

宗教改革者として著名なマルティン・ルターは、「今日はあまりにもすべきことが多いから、一時間ほど余分に祈りの時間をとらなければならない」と言ったほどです。

③知的側面

ただ訓練を重ねるだけでは視野が狭くなります。

継続的に学ぶこと、知性を磨き上げていく努力をすることで、問題を大局的に捉えることができるようになるのです。

本著では、知的側面の最新再生に有効な手立てが3つ記されていました。

(例1)文学に触れる

優れた文学に触れることが、知的側面の最新再生に繋がります。

目安は1カ月に1冊だそうです。

毎日たった10ページ読むだけでも、1カ月で300ページの小説を読み切ることができます。

「本を読まない人は、読めない人と同じ」なのです。

(例2)文章を書く

文章を書く習慣も大切です。

記述力だけでなく、論理的思考力や構想力、発想力にも繋がるのではないでしょうか?

私は、「文章を書く」習慣の一環として、このブログを書いているのです。

(例3)予定・企画する

スケジュールを立てたり、何かを企画することも、知性の最新に繋がります。

スケジュールを立てることは、第3の習慣である「最優先事項を優先する」でも大切なこととして記されていました。

「企画」にも様々あります。

仕事だけでなく、遊びの企画、勉強会の企画等、主体的に動くことで多くの企画に関わることができます。

私は「企画するのは企画力ある人にお任せ」で生きてきました。

しかし最近、勉強会や遊びなど、自分のしたいことを企画することで、前よりも楽しめている実感があります。

「何かを企画する」ことは、知性の最新以外にも得るものは多そうです。

社会・情緒的側面

この側面は、人と健全な接し方をすることで最新再生が可能になります。

他の側面に比べて、時間がかかりません。

ただし、第4、第5、第6の習慣を実践する必要があります。

これらに関しては罰記事で詳しく紹介しています。

成果を出すには自信の心の安定が大事です。

自分の価値観を大切にし、インサイド・アウトの生き方をするのを心掛けたいと思います。

私達はどう生きるか?

刃を研ぐための4つの側面を紹介しきました。

4つの側面の刃を研ぎ、日々の私的成功を重ねていくことは、自分の影響の輪の中でできることです。

毎日最低1時間を確保して自己投資に充てることで、残り23時間時間の質と効果向上させることができます。

種を蒔いたものしか刈り取れないのです。

より高い次元で学び、決意し、実行することが求められます。

私の場合は…

私はどう生きていくことができるか、考えてみました。

今は、このブルグを書くことで日々の実践の振り返りになっています。

授業の成果と課題を洗い出すことで、授業の質の向上を狙っています。

また、週2ペースでジムにも通い、筋力維持(少しの増強)に努めています。

不足しているな、と感じるのは「②精神的側面」です。

今後は、朝出勤前や夜寝る前のそれぞれ2~5分程度を確保して、瞑想に充てたいと思っています。

また、「④社会・情緒的側面」もそれほど意識していませんでした。

主体的に、自分の意思と判断で他人と接し、他人との関わりを楽しみたいと思います。

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