「菜の花や 月は東に 日は西に」
与謝蕪村さんの俳句です。なんと理科の教科書に載っていました。
「時間と月の形を答えよ」という問題です。一緒に考えていきましょう。
蕪村の俳句を理科的に見る!
時間は?
ポイントとなるのは「日は西に」という部分。
「日」とは「太陽」のことです。
太陽が西にある時間帯はいつでしょうか?
そう、もちろん「夕方」です。
だから、この俳句は「夕方」を詠んだ句になります。
月の形は?
月の形はどうでしょうか?
ポイントは「月は東に 日は西に」の部分です。
月は東、太陽は西にあるとき、月の形はいかようか?と問われているのです。
月の形は、太陽との位置関係によって決まります。
地球から見て、月と太陽が反対の位置関係にあるとき、月の形は満月になるのです。
だから、蕪村さんの俳句は直接書かれていなくても「満月を呼んでいる」ということがわかるのです。
季節は?
季節に関しては国語の知識が必要になります。
これは簡単、「菜の花」がいつの季語かを調べればいいのです。
もちろん、「菜の花」は春の季語ですね。
まとめ
与謝蕪村さんの俳句「菜の花や 月は東に 日は西に」を理科的・国語的に分析していきました。
書かれてはいませんが、「春の」「夕方に」「満月が見えた」ことが判明しました。
知識があると、このような素敵な気付きがあります。
知識は蓄えておくに損はありませんね!
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