6年生の家庭科で調理実習をしました。今回は、ジャーマンポテトとヤシスープの並行調理です。レシピは教科書やインターネットを使って調べさせました。安全面にだけ気を付けて、基本的には自分達で創意工夫して作るスタイルにしました。事前学習かた調理実習当日、事後学習までを記録します。
事前学習(2時間分)
事前学習ではレシピを調べます。
調べたレシピは一人一枚のワークシートにまとめさせました。
ジャーマンポテトのつくり方は教科書に載っていたので、ほとんど写すだけです。
しかし、野菜スープは教科書に載っていませんでした。
一人一台のタブレット端末で調べさせました。
すばらくすると、一人の児童が今回の材料ほとんどどのままのレシピが見つけました。
全員で共有します。
合計2時間を使って、めあてまで書いてもらいました。
調理実習当日(2時間)
当日は、給食後の5、6時間目が調理実習でした。
4時間目は私の空き時間だったので、机や調理器具のセッティングはしておきました。
また、材料は栄養士の先生が班ごとに分けておいてくれていました。
子どもたちは、調理に専念することができる状態でした。
しかし、2品つくるという工程は難易度が高かったようです。
並行して調理しなければ、時間が間に合いません。
しかし、コンロは2つしかないので、どのような手順で進めればいいか、見通しをもって取り組まないといけません。
中には、先に野菜スープをつくってしまいジャガイモを茹でることができなくなっている班もありました。
紆余曲折ありながらも、前半が無事に調理を済ませ、試食し、完食することができました。
事後学習(1時間)
今回の目玉はこの時間です。
自分達で調べたレシピを使ったり、2品つくる工程が難しかったりしたため、反省点も多く上がったようでした。
「振り返り」は調理実習後、すぐに書いてもらっていたので、それをジャムボードで共有しました。
振り返りの質を上げようと思い、今回は私が個別評定をしていくことにしました。
ポイントは以下の3つ。
①原因(~こうした)
②結果(こうなった)
③次回の工夫(次は~したい)
それぞれで1点ずつ加点して評価します。
ほとんどの児童が「②結果」を書いていたので1点は取れていましたが、「①原因」と「③次回の工夫」は書いていない児童も多かったです。
ジャムボードの付箋の色を変えて、評価しました。
私が色を変えたところで、何が加点対象になったのかを予想させます。
その後。加点対象となる3つの観点を示し、それぞれの付箋を修正する時間を設けました。
答えのない課題の中でも、明確な観点のあるものの方が、子どもの熱中度は上がる気がします。
まとめ
調理実習という、活動的で楽しい授業。
今回はその事後学習である「振り返り」を少し工夫してみました。
「即時評価の原則」を取り入れています。
どんな学習でも即時評価は原則です。
今後も注意して取り入れたい原則だと感じています。
コメント